恐ろしきかな、病院!...2013年12月28日
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本山よろず屋本舗情報です。
http://motoyama.world.coocan.jp/info_9.htm#info_917
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実話を元につくられた映画で、現代の医療システムの問題点を私たちに突きつけます。 アメリカの片田舎で平凡でも幸福な生活をおくっている一家に、ある日突然の不幸が襲います。 2人兄弟のうち幼い次男が発作を起こして病院に担ぎ込まれたのです。 病院は次男を癲癇(てんかん)と診断し、さっそく薬物投与を始めます。 それが地獄の入り口となります。 次男の症状は良くならないばかりか、投与された薬の副作用で苦しみだし、その副作用と抑えようとさらなる薬物投与を重ねます。 容態は日に日に悪化の一途を辿り、遂には死線をさ迷うまでに至ります。 かさむ医療費に家計はひっ迫し、家は差し押さえられます。 幸福だった家族は、崩壊の一歩手間までいきます。 病院は次々に新たな薬を投与していくのですが、次男の容態は悪化する一方です。 母親はそうした病院の姿勢に疑問を感じ、自ら図書館に通って癲癇について調べ始めます。 そこで癲癇を薬物投与ではなく、食事療法で治療するというジョンズ・ポプキンス大学のケトン式食事療法の存在を知ります。 これを知った夫婦は病院側に怒りを爆発させます。 食事療法があるにもかかわらず、病院はこうした説明は一切しないで薬物療法を始めてしまったからです。 母親は病院に、ジョンズ・ポプキンス大学のケトン式食事療法を受けさせるので次男を退院させると告げます。 しかし病院側に拒否されてしまうのです。 次男は死線をさ迷うまでに弱っており、薬を急に止めれば命取りになると言います。 それゆえ、(病院がある)カンザスシティからジョンズ・ポプキンス大学があるボルティモアまでの飛行機の移動には、医者の同伴がなければ許可できないというのです。 さらに次男の退院を認めないばかりか、癲癇の原因は脳にあり、原因を特定するために頭頂部を切り開いて脳に電極を挿しこむ手術をすると主張し始めたのです。 病院は母親に手術を承諾するサインを求めます。 病院に対する不信感が頂点に達した母親は、サインを拒否します。 そして病院の警護の隙をついて、こっそり次男を抱きかかえ病院から脱出しようと試みます。 このシーンはドキドキもので、母親は幼い次男を毛布に包んで見えないようにして、病院の職員の目を避けながら苦労して玄関までたどり着くのですが、そこで職員に見つかってしまいます。 現場に戻された母親は、病院から許可なく黙って子供を連れだせば犯罪だと言われます。 最悪は誘拐罪で起訴されて、親権を失ってしまうと言われるのです。 何としても我が子を救いたいという母親のやむにやまれぬ行動が、犯罪とされるのです。 このシーンを観た観客は、あまりの理不尽さに私が感じたストレスを同じように感じると思います。 ここで夫婦は対策を講じます。 医者を辞めてしまったけれども、医師免許を持っている夫婦の知り合いに同伴してもらい、病院に直談判に及ぶのです。 医師免許を持った人間が飛行機の移動に同伴するということで、次男を退院させない口実を失った病院は、しぶしぶ退院を認めます。 いよいよ次男を退院させようとするシーンでの、病院側の主治医(女医)と母親の対話が印象的で、それを紹介します。 女医: 私は今でもあなたのやり方は間違っていると思うの。 母親: わかってます(管理人注:母親の内心は、「そうかしら!」) 女医: これまで色々な人から言われたわ、私は気難しい医者だと。 私を嫌うのはわかるけど、その為に可愛いロビー(次男)を犠牲にしないでちょうだい。 母親: 私はこの子の母親なんですよ。 良かれと思ってやっているだけだわ。 もし自分の子供なら、あなたもそうしません? 女医: ・・・・・ 私はこのシーンを観て、現代医療の仮面を感じました。 病院側(女医)にも言い分があり、これまで善意を持って子供を治すべく努力をしてきたという態度を示しています。 しかし結果として次男は病院の薬漬けによって死線をさ迷うまでに衰弱してしまいました。 さらに容態を悪化させただけでなく、検査と称して幼い子供に非常に負担の大きい頭部の切開手術までやろうとしたのです。 私は、女医がもし自分の子供であれば、次男(ロビー)と同じ治療を受けさせなかっただろうと思います。 現場で働いている医者は、何が良くて何が悪いかわかっているからです。 一例を挙げます。 以前、船瀬俊介さんの本から、271人の(日本の)医者にアンケートを取ったところ、自分がもし癌になったとしたら抗がん剤を使うか聞いたところ、270人が使わないと答えたという話を紹介しました。 自分は絶対に使わないと決めているのに、医者は患者に「癌を治す」と希望を持たせることを言って、抗がん剤をばんばん打っているのです。 手術に合わせて抗がん剤と放射線治療を受けた患者は、だいたい3年で死ぬ(正確に言うと殺される)といいます(もちろんこうした殺人医療を受けても奇跡的に回復するという例外もありますが)。 話を映画『誤診』に戻すと、ジョンズ・ポプキンス大学のケトン式食事療法を受けた次男は、急速に回復してゆきます。 3ヶ月後には、パレードの馬に乗れるほどになります。 そして3年間ケトン式療法を続けた後、通常の食事に戻り、その後は一度も癲癇の発作を起こしていないといいます。 この映画は、ケトン式食事療法を受けた多くの人々が出演して作られたようです。 繰り返しますが、この映画は実話を元にして作られたドキュメンタリーです。 こうした悲劇が実際に起こったし、今も起こり続けています。 私は、この『誤診』をネットで80円でレンタルして観ました。 ご興味を持たれた方には、ぜひご覧になってほしい映画です。 映画の題名は『誤診』ですが、この映画が示唆するのは単純に医者の誤診という範疇ではないと私は考えます。 私たちは具合が悪くなると、当然のように薬を飲みます。 また病院に行けば医師に処方された薬を、疑いもなく飲みます。 こうした薬の成分の大半は石油です。 原田武夫氏は、病気になると石油から作られた薬を飲むという行為自体が21世紀には終わると言っていますが、私は全く同感です。 薬は病気を治しません。 薬は症状を一時的に軽くするだけです。 それだけならいいのですが、症状を抑えたために病気の回復を遅らせるだけでなく、深刻な副作用をもたらします。 薬は常用することで効き目が鈍くなり、さらに強い薬が必要になります。 そうして身体が薬に依存するようになり、薬を止められなくなってしまうのです。 病気を治すはずが、薬漬けにされてしまうのです。 そして症状はさらに悪化していきます。 薬が深刻な被害をもたらしていることを示唆する例を挙げたいと思います。 薬害の深刻な例は抗がん剤だけではありません。 抗精神薬にも多く見られます。 英国の高名な精神薬理学者であるディビッド・ヒーリー著の『LET THEM EAT PROZAC』(奴らにプロザックを喰わせろ)(日本語版は『抗うつ薬の功罪』(みすず書房))という本があるそうです。 この本のテーマはSSRIと呼ばれる新型の抗うつ剤です。 うつ病患者を持つ家族が、一番心配するのが自殺です。 それゆえ精神科に通って治療を受けさせようとします。 しかしその精神科で処方される薬(抗うつ剤)の副作用が、なんと自殺リスクを10倍も高めるものだと知ったら、家族は卒倒するのではないでしょうか。 ヒーリー博士の本『抗うつ薬の功罪』は、そうした実情を曝露するものです。 このSSRIの代表商品が「パキシル」で、日本での全国シェアが5割を占めるといいます。 その他のSSRI剤として「ルボックス」「デプロメール」「ジェイゾロフト」があり、これらの国内の使用者は推定100万人を超えるといいます。 こうした抗うつ剤は、2000年前後から日本で大量に使われ始めたといいます。 その結果、何が起こったのでしょうか。 『病院で殺される』(船瀬俊介著、三五館)から抜粋します。
1990年、バブル崩壊後、株価は大暴落、それに反比例して失業率は5%前後に跳ね上がる。 そして、年間自殺者は2万人台で横ばい状態が続いていた。 ところが98年、突然、激変が起こる。 なんと一挙に1万人近く”ジャンプ”したのだ。 そして3万2000人台に突入した。 それから15年来、自殺者は3万人を超え続け、今や日本は先進国で最悪レベルの自殺大国だ。 俗にいう「自殺者数が完全失業率に比例する」なら、このころ、失業率は大幅に増加していなければならない。 しかし、まったく変化はない。 つまり、この短期間で自殺者を激増させた要因は経済ではない。 「失業」以外の「何か」の理由で自殺者数は”ジャンプ”したのである。 注目すべきは、ちょうどこのころ、SSRI「抗うつ剤」が治験薬として全国の精神科で大量投与され始めていたことだ。 膨大な臨床報告を受けて厚労省は99年、SSRI「抗うつ剤」4商品を「承認」している。 ところが、これら薬剤の「医薬品添付文書」には「注意書き」として「自殺企図」(死にたい気持ちを強める)が「警告」されている。 製薬メーカーも「自殺を引き起こす」ことを認め、警告している。 ヒーリー博士(前出)も「自殺衝動、約10倍」と戦慄副作用に警鐘乱打している。 この数値は博士の徹底した科学的・統計的リサーチに基づくもの。 反論の余地はない。 −−−「抗うつ剤自殺は史上空前の『薬害』だ」(ヒーリー博士) 政府も製薬会社も学者も認める重大副作用「自殺企図」をもたらす新型「抗うつ剤」が”治験薬”として大量使用され始めた、まさにそのときに、日本人の自殺者は2万人台から3万人台に”ジャンプ”した。 「自殺衝動」を10倍も強める向精神薬が、全国一斉に大量使用され始めたのだ。 自殺者爆発増は当然の帰結である。 状況証拠、客観的証拠……いずれも完璧である。 だから、わずか1年余りで自殺者を急増させた犯人は「パキシル」を代表とする新型「抗うつ剤」と断定する。 ・・・<抜粋終了>・・・ 紹介した上記の4つの「抗うつ剤」には「自殺衝動」の他に、「他殺衝動」もあるといいます。 服用すれば、体内から「攻撃性」の衝動が湧いてきます。 それが自らに向かえば自殺となり、他者に向かえば殺人となるわけです。 そういえばここ数年、動機の薄い衝動的な殺人事件が増えてきたと感じるのは私だけでしょうか。 そうした事件の背後に、抗精神薬があることをマスコミは一切報道しないんだそうです。 なぜならマスコミの大口顧客は大手製薬会社であり、そうした利権を脅かすような報道は一切してはならないんだそうです。 私たちは、こうした利権構造をしっかり把握して自らの命を守る必要がありそうです。 ぐっ、ぐるじい〜、止めてくれニャ〜
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