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NO 8094   

【重要】 ピタゴラスが2500年前に述べた「病気は音で治療できる」という主張に対しての本格的な試験が始まる。現段階でわかっていることは、細胞内のひとつの繊毛が周波数に対して反応するということ  


タカシ記

In Deep情報です。

https://indeep.jp/sound-is-medical-its-truth/


「音のパワー」が次第に明らかに : 「音波は《質量》を移動させている」ことを示した米国の実験。そして、 特定の音楽によりチーズの味が明確に変化することを明らかにしたヨーロッパの実験

投稿日:

2019年3月15日のユーロニュースより


euronews

2019年3月6日の米科学メディア PHY.ORG より


Phys.org




「音」というものへの観念が変わりつつあるときに

最近、立て続けに「音あるいは音楽についての科学」の記事をさまざまなところで目にします。

それぞれ単発で紹介するほどのものかどうかは迷うところでして、取り上げていなかったのですけれど、数日前、ユーロニュースで、

音楽によって、熟成するチーズの味が明確に変化する

ことが判明したという記事を読みまして、その記事ともに、もうひとつの「音」に関しての重要な科学報道をご紹介させていただこうと思います。

このそれぞれに関連があるとかないとかいうようなことではないかもしれないですが、どちらも個人的には興味深いものです。

そのもうひとつの記事というのは、

音が《質量を運んでいる》可能性が米コロンビア大学の研究で明らかになった

というものです。

要するに、どちらも、

音が物質に《直接影響を与えている》可能性を示すもの

といえます。

 

まず、最初に「流れる音楽によってチーズの味が変わることがわかった」というユーロニュースの報道ですが、これはどんな研究かといいますと、

 

チーズ作りの際に、ひとつひとつのチーズを「別々の音楽が流れている空間」に振り分けて、「それを6ヶ月続ける」

 

ことを行います。

つまり、違うタイプの音楽が流れる中でチーズを熟成させるということです。

装置というか、それは下のようなもので、それぞれのボックスで、違う音楽が流されています。


euronews

半年もの間、同じ音楽を聴かされ続けるチーズも大変ですが、ともかく、そのような期間を経た後に、

 

6ヶ月後、チーズの専門家がそれぞれのチーズの味を確かめ、味に違いがあったかどうかを判定する

 

というものでした。

あるいは、そこに味の「優劣」が生じたかどうかなども判定します。

「どんな音楽をそれぞれチーズに聞いて熟成してもらったのか」といいますと、以下の通りです。

冒頭が「音楽のジャンル」、続いて、演奏者(作曲者)、曲のタイトルです。

可能なものに関しては、YouTube のリンクを示しました。

それぞれのチーズたちが聴いた曲名や周波数

アンビエント : Yello - モノリス (Yello - Monolith / 1997年)

クラシック : モーツァルト - 魔笛 (Mozart - The Magic Flute / 1791年)

テクノVril - UV (2011年)

ロック : レッド・ツェッペリン - 天国への階段 (Led Zeppelin - Stairway to Heaven / 1971年)

ヒップホップ : ア・トライブ・コールド・クエスト - ジャズ (A Tribe Called Quest - Jazz / 1991年)

周波数の単音 : 200KHz

高周波数の単音 : 1000KHz

低周波数の単音 : 25KHz

無音

6ヶ月の間、これらの音を聞き続けたそれぞれのチーズの味に違いが出たのかどうかについては、結論から言えば、「違いがあった」ということになるようです。

チーズの専門家のひとりは次のように述べています。

「食感、味、外観の点で違いは非常に明確で、それぞれまったく違うものでした」

さらには、「どの音楽の中で熟成したチーズが一番美味しかったか」というと、複数の専門家の一致した意見として、

「ヒップホップ」

ということになったのでした。

審査をしたひとりの意見を書きますと、以下のようになります。

「ヒップホップを流したチーズは少し甘く、それは、エメンタールチーズのような香りがあります。そして、非常に高い音で熟成されたチーズは、よりスパイシーなチーズとなりました。それは鼻の中で明確に感じることができます」

ヒップホップのジャンルで使われた「ア・トライブ・コールド・クエスト」というユニットは、アメリカで 1990年代を中心に活躍したヒップホップグループで、商業的に成功したグループです。

しかし、ユーロニュースの記事には、それぞれの味について、これ以上のことが書かれていないので、レッド・ツェッペリンを聴いたチーズかどうだったのか、モーツァルトを聴いたチーズはどうだったのなどはわからないです。

 

しかしですね。ここで私見を言わせてもらえば。

 

せっかく 6ヶ月もかけて、おこなうのなら、もっと激しくやってもらいたかったです。

ロック代表の曲も、レッド・ツェッペリンの「天国への階段」となっていて、この曲などは、曲の半分くらいが弱々しい展開で、ロック代表というにはちょっと。

あと、テクノだとかアンビエントだとか、知らない人は知らないようなジャンルからではなく、アジアの音楽とか、国歌とか、そういうのだとよかったですけどね。

三波春夫さんの「 チャンチキおけさ」を聴いて熟成されたチーズとか。

あとはノイズも欲しかったですね。飛行機とか、電車が通り過ぎる爆音とか、悲鳴とか、そういうのを聞き続けて育ったチーズとか。

 

周波数も、この実験では、単純に「普通」「高い」「低い」でやってしまっています。

過去にも、このブログでは、周波数について何度か取り上げてきた経緯がありまして、ここでそれらひとつひとつにふれますと、大変なことになりますが、その中でも、特に

・432 Hz と 440 Hz の周波数のこと

・528 Hz の周波数のこと

・地球の周波数 7.83 Hz のこと

などは、たまに取り上げさせていただいてきました。

それらについては、以下の記事で比較的、すべてにふれている気がします。

 

しかし、現実として、この「チーズの味が音楽によって変わった」ということについて最も重要な部分は、実は「ジャンル」の話ではないことは明白です。

このチーズの実験をおこなった人たちも気づいていない可能性がありますが、結局は、この結果は、

 

「周波数の違いが、物体に直接的に影響を与えている」

 

というあかしに他ならないと考えます。

モーツァルトの「魔笛」を別にすれば、どれも大衆曲で、3分から、長くても 10分程度の曲であり、そこに含まれるコードや周波数の数は限られたものになると思われます。

それを繰り返し 6ヶ月も流していれば、その音楽の中の「主要な周波数」の影響を受けることにはなるはずで、今回は偶然ヒップホップのジャンルの曲を聴いて熟成したチーズの味が良くなったのですけれど、ヒップホップというジャンルは関係ないでしょう。

今回使われた曲の周波数の問題だと思います。(ただし、ヒップホップの多くの曲では、演奏そのものが単純なパートの繰り返しが多く、特定の周波数の音楽になりやすい性質はあると思います)

 

そういえば、数日前に、以下のような医学記事を読みました。

2019年3月13日の米国医学メディアの記事より


medicalxpress.com

これはつまり、たとえとして、このような懸念が言われることがありました。

「暴力的な表現は、それを聴く若者たちを、暴力的な感覚に慣れて麻痺させてしまうのではないか」

というようなものです。

もっと簡単にいえば、「暴力的な表現は、人を暴力的にしてしまうのではないか」という考えがあったようなのですが、オーストラリアのマッコーリー大学の心理学研究所と、中国の心理学研究所との共同研究で、

「暴力的な音楽が、人に対してそのような影響を与えることはない」

ということが、実験でわかったというものでした。これは、暴力的な音楽に暴力を助長する要素はないことがわかったといっていもいいことかもしれません。

この実験では、「デスメタル」という一種の最暗黒ジャンルの音楽が使われましたが、この研究の実験や詳細はともかく、昔からそういうのはよくありまして、

「暴力的な〇〇は暴力を助長するのではないか」

というようなことはよく言われ続けています。

〇〇には、ゲームとか映画やテレビ、そして音楽や料理などが入るのですが(暴力的な料理かよ)、ああ料理は入らないですね。いずれにしても、最近は研究で、こういう概念がいろいろと「否定」されています。

たとえば、先月、英国のオックスフォード大学とカーディフ大学の共同研究として、イギリスの 1000人の若者を対象にした調査と分析で、

「暴力的なビデオゲームは、若者をより攻撃的にはしない」

と結論づけられたことが、医学誌で発表されていました。

 

人間と社会の「暴力性を助長するもの」は、そんなに単純な話によるものではないと私自身も考えています。

しかしまあ、これは別の話ですので、音の話に戻ります。

 

そして、冒頭の2番目に示しました、最近の中では、とても大きな科学的発見の手がかりとなるものではないかと思うのですけれど、アメリカの大学の研究で、

「音波が質量を運んでいる」

ことが強く示されたということが見出されたことが報じられています。

「質量」という言葉を、「物質」と言い換えていいものかどうかはわかりませんけれども、「そういうようなもの」だと考えることは構わない気がします。

このように、「音は物質を運んでいる」ということがあるのなら、さきほどのチーズの例のように、音が物質に影響する理由となるでしょうし、あるいは、「音が人体に影響する」ということも同じように、科学的にあり得る話だというようになってくると思われます。

なぜ、440 Hz は良くなくて、432 Hz が良いのか、というようなことも、いつかはわかってくるのかもしれません。

その報道をご紹介させていただきます。

この記事には、物理の知識のない私をあざ笑うかのように、難しい物理用語が次々と出てまいりますが、私自身ほとんど理解しておりませんけれど、そういう難しい用語を超えて、「音が質量を運んでいる」ということをお伝えさせていただきたいと思います。

 


More evidence of sound waves carrying mass
Phys.org 2019/03/06

音波が質量を運んでいることについてのさらなる証拠が見出される

米コロンビア大学の 3人の科学者たちが、音波が質量を運ぶことを示す、より多くの証拠を見つけた。

科学誌フィジカル・レビュー・レターズ(Physical Review Letters)に掲載された論文の中で、アンジェロ・エスポジト(Angelo Esposito)氏、ラファエル・クリフェフスキー(Rafael Krichevsky)氏、およびアルベルト・リコリス(Alberto Nicolis)氏は、音波によって運ばれる質量を測定しようとするチームによって昨年発見された結果を確認するために、有効場の理論(理論物理学で、特定のエネルギー領域において起こる物理現象を記述するための理論)技術を使用することによって、これを説明している。

長年の間、物理学者たちは音波がエネルギーを運ぶと確信していたが、それらが質量を運ぶことを示唆する証拠は見出されることがなかった。

音波が重力場を生み出すと確信できる理由は存在しないかのようだった。

しかし、その状況は、昨年、ニコリス氏ら物理学者たちが、従来の考え方が間違っていたことを示唆する証拠を見つけたときに変わった。

彼らは超流動ヘリウムを通って動く音波が、音波の動きと共に少量の質量を運んだことを示すために「場の量子論」(量子化された場の性質を扱う理論)を使った。

より具体的には、フォノン(振動を量子化した粒子)が、重力場と相互作用して、物質を通って移動するときに、それらが強制的に質量を一緒に運ぶことを発見したのだ。

この新しい取り組みにおいて、研究者たちは、同じ結果がほとんどの材料に当てはまることを示唆する証拠を報告している。

有効場の理論を使用して、彼らは水中で 1秒間動いた 1ワットの音波がそれと一緒におよそ 0.1ミリグラムの質量を運ぶことを示した。

さらに、質量はある場所から別の場所に移動したため、音波と共に動くシステムの全質量の一部であることがわかったと彼らは述べている。

重要なことだが、研究者たちは、音波によって運ばれる質量を実際には測定してはいない。彼らはそれが起こることを証明するために計算を使っている。

実際に測定するには、音波が、冷たい原子でできたボース=アインシュタイン凝縮体を通過するときに実験を行うことができることが示されている。

しかし彼らはまた、振動の一部として地球を通って移動する音波によって運ばれる質量を測定することが、より良いアプローチであるかもしれないとも指摘する。

それだけ多くの音は、数十億キログラムの質量を運んでいる可能性があり、それは重力場を測定する装置で可視化されるかもしれない。


 

ここまでです。

この研究で示されている

「音」というものが、実際には「質量」を伴って動いている

ということが確定された場合、おそらく、音波自身が持つそれぞれの周波数によって「それぞれの特定の質量の移動」があると思われ、そのあたりに、音の持つ力の秘密というようなものがあるのかもしれません。

音に関する話は、ソルフェジオ周波数にしても、432Hz のような話にしても、どちらかというと、神秘やオカルト方面の話として語られますが、科学がもう少し進めば、非常に整然とした「音の力」が明らかとなる日が来るかもしれません。

あるいは、以下の過去記事でご紹介させていただきました、「音による治療」というものも、具体的な証拠を伴って、実証される日も来る可能性もあるのかもしれません。

続きは https://indeep.jp/sound-is-medical-its-truth/で参照お願いです



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