長沼毅 「ミニ氷河期」が到来?
|
---|
坂本廣志氏は2020年に突然氷河期の兆候が出現すると言われています。
長沼毅先生によると、地球の半分が氷に覆われる事態が近づいているとのこと。
『 氷河期 ⇒ 核戦争 ⇒ 地球再生計画 』の順に地球は滅し生まれ変わる
●第33回坂本塾・9 最終回 |||●第33回坂本塾・8 いろいろな質問
|
https://www.news-postseven.com/archives/20170131_488511.html
2030年氷河期突入で約20億人が死亡する危険性ありさっ、寒い! この冬の厳しい寒さにこたえている人も多いはず。昨年11月には観測史上初の「都内11月積雪」を記録。1月には強い寒波が日本列島を襲い、岩手県奥州市では観測史上1位タイの氷点下16.5度を記録した。 日本だけではない。ヨーロッパでも1月中旬からの厳しい寒波によって少なくとも65人以上が死亡した。全世界が寒さに震えているのだ。 2015年に英国ノーザンブリア大学のバレンティーナ・ザーコバ教授率いる研究チームの発表によれば、太陽の活動は2030年代に現在の60%にまで減少し、1645年に始まった「ミニ氷河期」(マウンダー極小期)の時代に近い状況になるという。つまり「2030年、世界は氷河期に突入する」というのだ。 いまから約400年前にもミニ氷河期があった。1645〜1715年は、「マウンダー極小期」とも呼ばれ、太陽の黒点の数が著しく減少した。ザーコバ教授はいう。 「マウンダー極小期には地球の平均気温が1.5度下がりました。今回の寒冷化はその時よりももっと気温を低くさせるでしょう」 当時、その影響は甚大だった。欧州では英国・テムズ川やオランダの運河が凍りつき、日本でも同時期に寛永の大飢饉(1642〜1643年)、延宝の飢饉(1674〜1675年)、天和の飢饉(1682〜1683年)、そして元禄の飢饉(1691〜1695年)と、立て続けに大飢饉が起きている。 「ミニ氷河期とはいえ、本格化すれば北海道まで氷河が押し寄せ、アメリカは五大湖まで氷に覆われる。欧州も壊滅的です。穀倉地帯の大部分で収穫が不可能になり、食糧危機は必至です」(理化学研究所・戎崎俊一主任研究員) 『日本列島SOS』(小学館)の著者で、元NASA上級研究員の桜井邦朋博士はこうシミュレーションする。 「世界の穀倉地帯や漁場が変動する影響で、世界人口80億人のうち、約20億人が飢餓と病気で死亡する危険性があります。とくに日本のように食料自給率が低い国はその影響を強く受け、国家存立さえ危うくなるかもしれません。 1665年の欧州でのペスト流行も、寒さのためにネズミのエサがなくなり、人里に下りてきたため感染が広がったといわれている。食糧を巡る戦争、紛争も多発するでしょう」 広島大学大学院生物圏科学研究科の長沼毅教授がいう。 「一番怖いのはミニ氷河期がトリガーとなって、氷期に突入してしまうことです。食糧難に加えて、エネルギーが閉ざされる。さらに池や川があまねく凍るので、水不足が深刻になる。私は温暖化対策ではなく、来る氷期に備えた省エネ社会を作ることこそ急務だと思います」 「今日も寒いねぇ?」なんて笑っていられるのも、今のうちか。 ※週刊ポスト2017年2月10日号
|