2012年05月09日
10%を超えたギリシャ株下落
ギリシャ株が急落してきており、昨日と今日の2日間で下落率は10%を超えてきており、メルトダウンを起こし始めています。
その他のヨーロッパ株も下落しており、フランス株は<2.7%>以上下げており、ドイツも<1.5%>安となってきており、今まで楽観論が蔓延していた金融市場が動揺してきています。
NYダウがどれくらい下落するか。
今、世界の金融市場に緊張が走っています。
持ちこたえる力がNYに残っているのか、それともこのまま150〜300ドルほど下落を続け、最後の段階で1000ドル以上の暴落を見せるのかどうか。
急落したゴールドと世界的デフレ
金(ゴールド)が一オンス1600ドル台を割り込んできており、次に原油が90ドルを割り込めば、世界的資源バブルが終わり、今度はオーストラリアドルが急落してくるはずです。
世界的デフレが進み始めており、デフレと過剰債務が併存するという世界経済・金融市場にとり、最悪の事態に陥りかねません。
当然、株も急落するでしょうが、問題はいつ金利が上昇し始めるかです。
この金利上昇が出現すれば、1987年の世紀の暴落と同じ状況が生まれます。
リーマンショックとは比べ物にならないほどの暴落が市場を襲い、世界は大混乱するでしょうが、その時に動きましても何も出来ません。
すでに、安全な資金疎開先はなくなっているからです。
世界金融市場は次第に最後の「幕」に向けて走り出しています。
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