地球の年齢?
地球の年齢は何歳ですか?
多くの人は「46億年」と答えるのではないでしょうか。
それでは、その根拠は?
学校でそう教わったから? 科学誌にそう書いてあるから?
もし、当たり前だと思っていた事が真実でないとしたら…
今回はそんな話。 ちょっと科学っぽい内容なので、科学が嫌いな人は注意。
一般的に言われている地球の年齢・46億年ですが、
放射性元素が崩壊していく年代から算出する、という方法で求められています。
ウラン238がラジオ鉛に変化する年数から測定する「ウラン・鉛法」等、
対象とする元素によっていくつか種類はありますが、基本は同じ。
ただしこの方法、いろいろと問題があるんです。
46億年前からウランの崩壊速度が一定である事、
変化の過程で、外的要因によってウランと鉛が増減していない事など、
いくつかの条件を前提にしています。
しかもこの年代測定法は誤差がものすごく、年代の桁が1つや2つ違う結果になる事もあるそうです。
46億年と4億6000万年だと、途方もない差になってしまいますケド…
実際、同じ地質を同じ方法で測定しても、同じ結果にならない事も多いとか。
放射性元素の崩壊を利用する以外の測定方法もあります。
放射性崩壊によるヘリウム量、惑星間の塵の存在、磁場の崩壊、
海洋のニッケル量、月に存在する宇宙塵の堆積年数、等々。
ここで問題になるのは、上に挙げた測定方法は、
いずれも10万〜20万年以下という結果を示している点です。
最も大きな値を示すヘリウム量による測定でも17万5000年、
ニッケル量にいたっては9000年以下だそうです。
ではなぜ、46億年という数値が一般的なのか。
どうやら「進化論を肯定するには時間が必要だから」らしいです。
地球が出来て数億年後の海で生物が誕生し、長い年月をかけて
単細胞生物→多細胞生物→魚類→両生類→ハチュウ類→鳥類→哺乳類
…と進化してきたというのはご存知でしょう。
当然、こんなのが10万年やそこらで起きる事はあり得ません。
数10億年単位でないと、進化論を語るには都合が悪いんです。
…ただし、確率的な話をすると何もない海(もちろん、いろいろな物質は溶け込んでますが)から
生物が誕生するには、46億年あっても全く足りません。
そもそも進化論自体、都合の悪い事は切り捨て、
都合のいい解釈のみをもとに論じられているため、信用に足る理論とも言い切れませんし。
それでは、地球の年齢は10万年、あるいはそれ以下なのか。
…正直、それも信じられません。
だとしたら、長い時の流れを示す地層は何なのか。 そこから見つかる化石は?
10万年でどうやって多様な生物が存在するようになったのかも謎ですし、
これはこれで信憑性に欠ける話ではないかと思うんです。
ちなみにこうした理論の代表は創造論者の語る「地球の年齢は6000年だ」って話なんですが、
「人は神によって作られた」とか「ノアの大洪水は本当にあった」とか言ってるので…。
あげく宇宙の年齢も6000年だとか言うし。 星でも観察して少しは落ち着いてください(謎)
それでも進化論は正しいと思うのもいいですし、地球の年齢が46億年だと信じるのもいいです。
実際、僕も地球の年齢は10万年などではなく、数10億年単位だと信じてます。
進化論はもう信じるに信じられませんが。
ともあれ、自分の信じている事が真実だとは限らないという事だけは
覚えておいた方がいいかもしれません。
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