「有鉛ガソリン世代に育った94%の米国人が
慢性鉛中毒であり、
脳に障害を負っている」


こんな衝撃的な医学研究報告が
米国医学協会誌 Journal of the American Medical Association
に発表されました。

そう、
日本
でも他人ごとではないのです。

今の50代以降の日本人にも
当てはまることでもあるのです。





無題naturalnews.com



有鉛ガソリンは、
日本でも
1970年代初めまで使われていた一般的な車のガソリンです。



ガソリンに
「テトラエチル鉛 」を添加することにより
ノッキングを起こさなくなることが発見され
オクタン価向上剤としての役割とバルブまわりの潤滑剤の役割を持たせていたのです。




日本では
有鉛ガソリンが廃止されたきっかけとなったのは、
1970年の「牛込柳町鉛中毒事件」でした。


民間の医療団体が
東京都新宿区の牛込柳町交差点周囲の住民たちが、
慢性的鉛中毒に罹患している可能性があると発表したのです。



この件はマスコミに取り上げられて、
鉛中毒が注目され
自動車の有鉛ガソリンが原因として、
大きな社会問題となりました。


大きく世間を騒がせた問題が契機となり
通商産業省(現・経済産業省)と運輸省(現・国土交通省)は、
ガソリンを完全無鉛化することを決定しました。


それまでは
鉛を環境中に放出し放題だったのです。



日本では
1986年から有鉛ガソリンが禁止されています。


日本では
この時代までに育った人の
有鉛ガソリンの影響についての長期的調査は
いまだに行われていません。



米国の研究調査では
有鉛ガソリンがあった世代に育った565人を被験者として
調べたところ
特に車の排気ガスに多くさらされた人では
知能指数が低い傾向にあることが判明しています。



gasosciencedaily.com



子供の頃に鉛に暴露された人の脳のダメージが持続していくことは
別の医学論文で明らかにされています。



有鉛ガソリンの開発者も、
鉛中毒によって長期療養を余儀なくされました。



日本でもしっかりとした調査をして欲しいですね。


この有鉛ガソリン問題によって
無鉛化の難しかった小型トラックについては、
無鉛化へ移行するのではなく
ディーゼルエンジンへと移行してしまいました。

これは
ディーゼル公害へとつながっていきます。


現在50歳以上で
特に都会に住んでいた人たちは、
いまだに少なからず鉛の影響があるかもしれません。


当時当たり前だと思って使っていたものが
実はとても有害だったと
後になってからわかることは
たくさんあります。


それは今でも・・・・・・
同じことです。

とても身近にたくさんあります。
利益を出す企業は
決してそれを有害だとはいいません。





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