神戸の超人 坂本廣志氏

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        NO 8241   

今、そこにある危機  


タカシ記

本山よろず屋本舗情報


今、そこにある危機

 これから書く内容に関しては、記事にしない方がいいのかと考えました。
 ことは放射能汚染のことなので、風評被害と言われかねないからです。そういえば、一時期さかんに言われた風評被害という言葉は、このところすっかり聞かれなくなりました。
 人々の意識から、放射能汚染が消えてしまったかのようです。
 むしろ福島産のものを食べて応援ということで、みんなのコンセンサスがとれたということでしょうか。

 これから私が体験したことと、それについて私が思ったことを書いていきますが、それはあくまでも私個人の体験にすぎません。
 いつも同じことしか言えませんが、それをどう受け取るかは訪問者の方々次第です。ただし、当然のことながら、これから述べることは実際に体験したことです。

 今から3ヶ月ぐらい前ですが、私は思うところがあり、チーズを毎日少しずつ摂ってみることにしました。
 とはいえ、私は乳製品は基本的に摂らない方針です。
 牛乳は、もう数十年も飲んでいません。でもチーズは発酵食品だからいいかと思ったのです。
 1日に分量にして6ピースに分かれたチーズを2つほど食べるようにしました。
 そうしたら徐々に具合が悪くなっていったのです。
 時々、立ち眩みに似た症状に襲われるようになったのです。
 一瞬、フラッ〜としてよろけてしまうような感じです。
 体調も悪くなり、体力もだいぶ落ちてしまったようで元気がでません。それに加えて、これまで経験したことのない強い不整脈が頻繁に起こるようになりました。
 さらに食事の際、咀嚼すると歯の神経(歯髄)が痛むような感覚に襲われるようになりました。神経を取った歯もあるのですが、まるで神経が痛むように感じます。それが部分的でなく歯茎全体で起きるので、よく噛めなくなってしまったのです。
 私は、このまま悪くなって死んでしまうのかなと考えるようになりました。年齢的にはまだ平均寿命まで差があるのに、もうお迎えが来たのかなと漠然と考えるようになりました。
 熱が出て寝込んだわけでもなく、咳が止まらないというわけでもありません。病気にありがちな症状ではないので、急速に老化が進んでしまったのだろうと思ったのです。

 症状は着実に重くなっていきました。
 そんなおり、ふと夕食に沖縄産のモズクを食べようと思ったのです。私は数年前から頭の皮膚が髪ごと剥がれるという奇妙な現象に悩まされていました。その原因が日々の食事にあるかもしれないと思い、それまで毎日食べていた沖縄産のモズクを試しに食べないようにしていたのです。
 それでもいっこうに頭の皮膚が剥がれる現象は収まらないので、沖縄産のモズクが原因ではないことは確認できました。
 すると翌日、それまできつかった体調が、少し改善していることに気付いたのです。
 不思議に思った私は、ネットでモズクの何が私の身体に作用したのかと調べてみました。すると、モズクのような海藻類の特徴的な栄養素は、ヨウ素であることがわかりました。
 ヨウ素と聞いたら、今の日本人の多くはピンとくると思います。
 そうです、放射能のないヨウ素を摂取することにより、甲状腺に放射性ヨウ素が溜まらないようできると言われています。ネットで調べると、医者の一般的な意見として、海藻に含まれるヨウ素では量が少なく、効果は定かでないが、お勧めしているとありました。
 私は、もしかしたら身体の不調の原因は放射能汚染なのかと震撼としてしまいました。

 それからネットで調べてみると、以下のサイトに出会いました。
 タイトルは、衝撃的な「関東に住む2人に1人がストロンチウム汚染」です。3年前の記事です。

https://ameblo.jp/mayura-ayur/entry-12139704799.html

 この記事が発表されたのは2014年だといいます。今から5年前の時点で、これほどの放射能汚染があったことに驚いてしまいます。だとしたら、今はもっと汚染が進んでいると考えるべきかもしれません。
 汚染されているのは、水道水、野菜、塩が考えられると言っていますが、時々放射線量が異常に高いホットスポットが報告されていますから、地域によって野菜が汚染されていることはたしかでしょう。しかし、関東に住む2人に1人が汚染というのは、あまりに広範囲すぎる気がします。やはり、私たちが普段飲んでいる水道水の水源が汚染されている可能性を考えなくてはならない気がします。
 参考までに以下のリンクを貼っておきます。

https://ameblo.jp/minakatario/entry-12352404700.html


 では、私の具合が悪くなったチーズはどうなのでしょうか。
 ネットで以下の記述があったので、紹介します。


 ・・・<ネットから抜粋開始>・・・

牛乳はなんの栄養分もない上にストロンチウム90に汚染されてます。
政府は牛乳業者との癒着が激しく、汚染をそのまま触れずに検査すらしません。
福島の牛乳は全国の牛乳と混ぜて出荷することになってます。
だからどこの牛乳でも福島の汚染は入っているのです。
また加工乳はほとんどが福島の牛乳です。
ヨーグルトなどは最悪なので絶対に食べないように。

 ・・・<抜粋終了>・・・

 このサイトは今は削除されていて、見ることはできません。
 まさか、政府の圧力があったのでしょうか。
 ただこの記事の難点は、科学的な傍証がないことです。牛乳や乳製品が汚染されているのなら、大ざっぱでいいので数値で示してほしいところです。

 とはいえ、私は身体の不調の原因として、毎日食べていたチーズの可能性を考えざるを得なくなりました。
 ただし、(これは私の考えですが)、私は単に運が悪かっただけかもしれません。
 たまたま放射能汚染されている地域で育った牛の牛乳が原料だったのか、あるいはたまたま地下水が汚染されている地域の加工場で生産されたものに当たっただけかもしれません。だいたいは安全なもので、ロシアンルーレットのように、ピンポイントで「当たり」を引いたのかもしれません。ホットスポットが関東の各地で観測されている現状があるのですから、そんな気がします。
 問題は、どれが「当たり」かわからないことです。
 放射能計測器がない以上、「当たり」を探るのはOリングテストぐらいかもしれません。

 それではチーズ以外はどうなのか気になってきます。
 上記サイトと同じように具体的な数値はあまり明示されていませんが、全般的な食品汚染の様子は以下のサイトに詳しいです(2014年と少し古いですが)。

http://www.asyura2.com/14/genpatu41/msg/240.html


 このサイトで私と関係が深いのは、魚介類です。
 私は魚介類が好きで、肉をあまり食べないかわりに、エビ、牡蠣などの甲殻類や魚はよく食べていました。
 ただし、それなりに放射能汚染を気にしていて、家で食べるときは外国産と決めていました。でも外食では、いちいち魚の産地を聞けないので、気にせず食べていました。

 私は、以下のような対策をとりました。
 それまで私は、自宅では無添加生活をしていますが、外食の際はあまり気にせず何でも食べていました。


・外でも自宅でもチーズを含め、あらゆる乳製品は一切食べない

・外食の際は、あらゆる魚介類を食べない。肉か魚か選べるときは、むしろ肉を選ぶ。家で食べる際は、海外産の魚であれば食べる(ノルウェー産のサバ、アメリカ産のホッケ、ロシア産のサケなど。韓国産は近いのでパス)。

・沖縄は事故を起こした福島原発から遠く離れているので、沖縄産のモズクは食べる。

・晩酌しているビールを調べると、関東で生産していることが判明。ビールはすべて外国産に切り替え(アメリカで生産されたバドワイザー、アイルランド産の黒ビールなど)。


 これらの項目に肝心の水がないことを指摘されるかもしれませんが、理由があります。
 私は数年前から蒸留水を飲んでいて、料理に使う水もすべて蒸留水です。それゆえ自宅では、水からの放射能汚染はありません。また外で飲む水は、すべて蒸留水を持参しています。

 さらに、食材はできる範囲で関東以外の産地にこだわるようにしました。
 戸隠の蕎麦、讃岐うどん、大分県産の焼酎、兵庫県産の日本酒などです。ビールは関西の地ビールも試そうと思っています(それ以外の食材も、これから順次変えていくつもりです)。
 こうした対策を行って2週間ほど経つのですが、体調は急速に良くなってきました。まだ完全ではありませんが、普通に生活できるレベルに戻ってきたのです。
 なにより大きかったのは、食べるとき歯の神経(歯髄)が痛むことが無くなったことです。普通に咀嚼できるようになり、普通に食事できることが、こんなにも有難いことかと思いました。
 どうやら天は、私にもう少し生きてよいと言ってくれたようです。そして不思議なことに、体調が回復し始めたこの2週間で、体重が2kgほど減りました。
 私はチーズが原因の一つになっているとは夢にも思っていませんでした。むしろチーズは身体に良いと思っていたのです。
 結局のところ、私は急速に体調が悪くなり、原因がわかったので対処したら、今度は急速に回復したということになりました。

 こうした記事を書くと、風評被害だとバッシングされるかもしれません。
 ただ風評被害だと言うなら、根拠を示してほしいと思っています。
 関東のストロンチウム、プルトニウムの濃度を教えてほしいところです(これはぜひ知りたいです)。また水源が汚染されていないという証拠も示してほしいです。そうした数値を示した上で安全だと証明されたのなら、この記事は風評被害だと素直に認めようと思います。

 そういえば、ニューヨーク在住の小林健さんは、東京に来ると具合が悪くなると言っていました。悪くなっても数日すれば、慣れてしまうそうです。関東に住む私たちは長く住んでいるので、身体が慣れてしまったのかもしれません。しかし慣れたからといって、徐々に内部被曝している現実は変わりません。

 私の母は長崎原爆の被曝者です。
 その長崎原爆の際に、秋月辰一郎医師は被曝した患者に、玄米、味噌、塩を与えて治療に大きな成果をあげたという有名な話があります。
 これには私も心当たりがあります。
 玄米を食べた翌日は、身体が軽く、爽快な気分になったことが何度もあったのです(私はそれは玄米の栄養価の高さのせいだと勝手に思い込んでいました)。
 とはいえ、玄米は消化が悪く、胃腸の弱い私には合わないところがあります。それでこのところ食べていなかったのですが、今回は大いに食べる気になりました。
 さっそく炊こうと思って、米びつを見たら絶句しました。
 無数の虫が湧いていたのです。
 以前買った(木村秋則さん方式の)自然栽培の玄米は、何か月置いても全く虫が湧くことはありませんでした。
 しかし今回買った福岡県産の玄米は、短期間に虫が湧いたのです。不思議なことに、近くにあった白米には虫は全く関心を示しませんでした(もともと虫は玄米の糠が好きらしいです)。
 この玄米は、生きている本物ということでしょう。
 虫が大喜びで食いつく位ですから、安全なのはもちろん、美味しいのでしょう。
 私はさっそく、この福岡県産の玄米を再注文しました。
 今度は虫が湧かないように、冷蔵庫で保管しようと思っています。

 訪問者の方々の中には、「私は毎日乳製品を食べているのに何ともない」と思われた方も多いと思います。
 それは前述したように、私は運悪くロシアンルーレットで「当たり」を引いただけかもしれないということがあります。割合はわかりませんが、安全なものも多いのかもしれません。
 それと、私は無添加生活をしているという面があります(完全な無添加は難しいので、無添加生活を目指しているというところです)。
 無添加生活をしていると、添加物が入った途端に身体が反応するようになります。人間の身体は絶妙な働きがあり、添加物を摂っていないと、身体にとって毒でもあり異物でもある添加物が入ると強い反応を示すようになります。私は冗談で、人間リトマス試験紙と言っています。
 今回は、そのリトマス試験紙が放射能に反応したのかもしれません。
 訪問者の方々で気合の入った方は、私のように無添加生活をされてみてはと思います。意外と短期間に身体が異物に反応するようになるので、驚かれると思います。私の身体が特殊なわけではなく、これは誰しも起こると思います。


 月に一度くらいの私の密かな贅沢は、近所のスシローに行くことでした。
 低料金で食べられる回転寿司は、ビンボーな私のフトコロに有難い存在です。その寿司も食べれなくなると思うと寂しい限りです。
 そのスシローですが、なんと外国産の魚のイベントをやっていることを知りました。食べに行きたかったのですが、4月7日で終了してしまいました。
 次の機会があったら、ぜひ行こうと思っています。


(2019年4月8日)



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